初戦で負け続けた帝京 前田監督「正直なところ…」

[ 2011年7月31日 13:33 ]

第93回全国高校野球選手権東東京大会決勝 帝京6―1関東一

(7月31日 神宮)
 昨秋、今春とも東京での大会で初戦敗退した帝京。1回戦から8試合勝ち上がっての2年ぶり12回目の甲子園に、普段は選手に厳しい前田監督も「正直なところ、選手がよく頑張りました」と、ほめたたえた。

 勝因の一つに挙げたのはエースの伊藤のピッチング。「伊藤の投球がバックに安心感を与え、守りやすくした。投球が大人になったな、という感じがする」と、背番号1が大会を通じて日々成長していったことに目を細めた。

 夏は2度全国制覇の帝京も、95年を最後に15年もその座から遠ざかっている。「甲子園は簡単に勝てない。1つ1つ勝っていって、チャンスがあれば」と前田監督は控えめだが、どん底からはい上がってきたチームに、少なからず手応えは感じているようだった。

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2011年7月31日のニュース