ヤンキースが伊良部氏を悼み黙とうささげる 

[ 2011年7月31日 06:00 ]

ア・リーグ ヤンキース2―4オリオールズ

(7月29日 ニューヨーク)
 伊良部氏が97~99年の3年間在籍したヤンキースは29日、本拠地でのオリオールズ戦で国歌斉唱に先立ち、大型スクリーンに伊良部氏の画像を映して活躍を振り返り、黙とうがささげられた。

 伊良部氏がメジャー初登板初勝利を挙げた7月10日のタイガース戦で捕手を務めたジョー・ジラルディ監督は「一緒にいて楽しい、よきチームメートで、何度も好投してくれた」と振り返り「旧友を失うのはつらい。彼にも子供がいるし、悲しいことだ」と家族を思いやった。主将のジーターは、伊良部氏と最後に会ったのが09年に米国代表として出場した第2回WBCの会場だったとし「言葉の壁はあったが周囲が思う以上にいろんなことを理解する楽しい男だった」とやり切れない表情だった。

 捕手のポサダは日米間の移籍騒動を経て入団した右腕を「多くのものを背負った中で、よくやったと思う」と称え、突然の死に「衝撃だ」と声を詰まらせた。

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2011年7月31日のニュース