イチロー意地の2安打も球団ワースト更新の15連敗

[ 2011年7月26日 06:00 ]

<レッドソックス・マリナーズ>9回、ベンチで厳しい表情を見せるイチロー

ア・リーグ マリナーズ8―12レッドソックス

(7月24日 ボストン)
 マリナーズはレッドソックスに大敗。ついに連敗は15に伸び、球団ワースト記録を更新した。試合後のクラブハウスは静まり返り、イチローはシャワーを浴びた後、椅子に深く腰掛けた。

 「何かもう、言葉を振り絞る元気もないですね。(元気になれるのは)飯食っている時かね」。連敗の話には、数秒間沈黙した後「…ということでしょう。…って感じですね」。言葉は出てこなかった。

 打線が初回に2点を先制したが、その裏に先発ピネダが5失点。打線が8得点しながら、投手陣が崩れた。イチローも5回1死一塁で右前打し6試合連続安打としたが、直後のけん制につり出されてアウトになるなど、どこかちぐはぐだった。

 勝率5割から突然始まった記録的連敗。この日の試合前にエリク・ウェッジ監督は験担ぎにトレードマークの口ひげをそった。イチローも「(何かを)感じるというか、見たら分かる。あんなに茂ってたものがないんだから」と驚く行動に出たが、勝利は遠い。失意のチームは25日(日本時間26日)からヤンキースとの3連戦を迎える。

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2011年7月26日のニュース