連敗止めた!新キャプテン中島「マークの着いた日にいい仕事ができた」

[ 2011年7月26日 06:00 ]

<西・ロ>8回、決勝2ランを放った中島(左)の右胸にはキャプテンを表す「C」のマークが刺しゅうされていた

パ・リーグ 西武4―2ロッテ

(7月25日 西武ドーム)
 新主将が止めた!西武は25日、後半戦開幕となったロッテ戦で中島裕之内野手(28)が8回に左翼へ決勝11号2ランを放った。2週間ぶりの本拠地。この日、チームの新しい主将に任命された背番号3の劇的な一発で、遠征期間中に続いていた長くて苦しい連敗ロードは9でストップした。

 中島のユニホームの右胸には、誇らしげな「C」マークが刺しゅうされていた。後半戦開幕と同時にキャプテンに就任したリーダーは、お立ち台でファンに自己紹介した。

 「きょうからこのマークを着けてプレーすることになりました、中島です。前半負けた分、巻き返していきたいです」

 初回に中犠飛。8試合ぶりの初回得点で勢いづけると、同点の8回1死一塁では成瀬の直球を左翼へ。6月29日オリックス戦(京セラドーム)以来、20試合ぶりの一発が決勝弾となった。直前で浅村が送りバントを失敗。連敗中に何度もあった光景だが「失敗をカバーしていい形で後ろに回そうと思った」。まさに主将の仕事。これで53打点と、リーグトップの同僚・中村に1差に迫った。

 本拠地に戻るのは2週間ぶり。11日を最後に千葉、札幌、福岡。その全てが黒星で、中島ら球宴組の移動距離は約4600キロに及んだ。悪夢のような連敗ロードは9でストップ。「プレッシャー?そういうのはなかった。(マークの)着いた日にいい仕事ができて良かった」。中島はそう言って、胸の「C」の字を見ながら照れたように笑った。

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2011年7月26日のニュース