古川工 初優勝!工業高校初の快挙!仙台市以外から23年ぶり

[ 2011年7月26日 15:26 ]

利府高を破って初の甲子園大会出場を決め、喜ぶ古川工ナイン

宮城大会決勝 古川工3―1利府

(7月26日 Kスタ宮城)
 第93回全国高校野球選手権宮城大会は26日、Kスタ宮城で決勝戦が行われ、9年ぶりの公立対決は古川工が3―1で利府に勝ち、春夏通じて初の甲子園出場を決めた。

 古川工は6回から8回まで1点ずつを入れ、利府にダメージを与えると、準決勝の東北戦で1失点完投の山田が利府打線を抑えて逃げ切った。
 
 夏の宮城代表が仙台市以外から出場するのは、1988年(昭63)東陵(気仙沼市)以来、23年ぶり。工業高校が同県の代表になるのも史上初の快挙となった。

 古川工高は地震の揺れが激しかった県北部の大崎市に位置している。グラウンドは照明やバックネットの支柱が傾き、約1カ月にわたり本格的な練習が中断した。家が崩れた部員もおり、野球に集中できない時間が続いた。東日本大震災を経験した特別な年に、県外出身者を擁しないチームが、被災地を代表して甲子園の土を踏む。今野晴貴主将(18)は「宮城が元気なことを証明したい」と力を込めた。

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2011年7月26日のニュース