岩隈が8回零封、3年連続2けた勝利

[ 2010年9月11日 17:09 ]

お立ち台でポーズをとる、10勝目を挙げた楽天・岩隈(左)と先制2点打を放った嶋

 【楽天5―1オリックス】ようやく10勝目を挙げた楽天の岩隈は、晴れない表情だった。「もっと早くやらないといけなかった。貪欲に勝っていれば、チームももっと上にいけたんじゃないか」。3年連続での2けた勝利にも反省の言葉を口にした。

 今季の出来が悪かったわけではない。米球界で先発投手の評価基準となっている「クオリティースタート」(6回以上を投げて自責点3以下)は、この日を含め登板26試合で21度。援護不足に足を引っ張られて伸び悩んだエースの勝ち星は、今季のチームを象徴する数字でもある。
 3位以上に入る望みはほぼなくなり、自身の個人タイトルも難しい状況。それでも味方の得点直後の五回に3者三振を奪うなど本来の力を発揮し、8回無失点で観客を満足させた。「応援してくれるファンがいる。残り試合も全力で戦う」と、プロとしての自覚を口にした。

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2010年9月11日のニュース