首位遠のくソフトバンク…エース打たれ、打線も不発

[ 2010年9月11日 22:26 ]

 【ソフトバンク1-4日本ハム】エース杉内が打たれた。打線はダルビッシュから1点しか奪えなかった。ソフトバンクの秋山監督は「何もないだろ。それだけ」と言葉少な。3連敗で西武とのゲーム差は3・5に広がり、自力優勝の可能性が消えた。

 杉内は今季の日本ハム戦が4戦4勝で防御率0・82と相性抜群だったが、三回に犠飛で先制点を許すと、四回は甘く入った直球を小谷野に右翼席へ運ばれ、六回1死満塁では中田に変化球を打たれて4失点。勝負どころで微妙な制球を欠いた。
 攻撃では一回に先頭の川崎が出塁し、犠打で1死二塁としながら松中、小久保が凡退。小久保は「あそこでおれが打っていたら」と悔やんだ。九回に四死球をきっかけに1点を返したが、多彩な球種に惑わされ、最後まで連打はなかった。
 デーゲームで西武が勝ち、負けられないのは承知で臨んだ試合で下位の日本ハムに完敗し、首位の背中が遠のいた。小久保は「残り10試合、全部勝つつもりでやらないと」と気合を入れるが…。最近3試合で計4得点と打線は元気がなく、投手陣も踏ん張りがきかない。“失速の9月”が今年も繰り返されるのか。

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