「何やってんねん」…阪神、継投失敗で首位陥落

[ 2010年9月11日 06:00 ]

7回、1死もとれず降板した福原(左)に真弓監督もぼう然

 【阪神4-7ヤクルト】真弓監督の頭に優勝の2文字がちらついたか。阪神は1失点だった久保を6回81球で降板させたことが裏目に出た。マジック点灯どころか、継投に失敗して首位陥落。チームトップの12勝を挙げる久保を短い間隔で登板させたかったのか。「あの辺で切ろうかなと思ったからね」。指揮官はそう言ってアクシデントによる交代は否定した。

 ただ、代償は大きかった。7回から登板の福原は先頭の畠山に変化の少ないスライダーを同点ソロとされた。真弓監督は「あのボールやね。あれでリズムを壊してしまった」。これを口火に3連打。1死も取れずに降板した。「抑えないといけないんですけど…。久保にも悪いことをしたし、チームにも迷惑をかけた」とうなだれた。無死一、三塁で後を継いだ久保田も流れを止められない。川端に変化球を左前に運ばれて、勝ち越し点を与えた。
 久保投手コーチは「継投の失敗。私の責任。大失敗」とうなだれた。手痛い逆転負け。自滅する形で8月28日から守ってきた首位を明け渡した。スタンドのファンからは「何やってんねん」のバ声が飛んできた。

 ▼阪神・久保(6回を1失点も13勝目ならず)ムダな四球も多かったですし…。内容はあまり良くなかったということでしょう。フラフラしてましたから。
 ▼阪神・マートン(3安打でシーズン181安打。球団助っ人のシーズン最多安打新記録)大事なのはチームが勝っているか負けているか。個人の成績は関係ない。記録が出たことはうれしいがこれからも勝利を一番に考えてやっていく。

続きを表示

2010年9月11日のニュース