球児 痛恨のストレート 真弓監督「考えなきゃあかんね」

[ 2010年9月11日 17:15 ]

8回、ホワイトセル(左)に逆転2ランを浴び、うなだれる阪神・藤川球

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 【阪神2―3ヤクルト】万全を期したはずが裏目に出た。阪神は2点リードの8回から藤川球が登板。先頭の福地にいきなり死球を与えると、リズムをつかめず、飯原の二ゴロで1点差に詰められ、続くホワイトセルが態勢を崩されながらも150キロのストレートを左翼ポール際へ運び、逆転の2点本塁打を放った。

 先発のメッセンジャーは7回を無失点とほぼ完ぺきな出来。真弓監督は「2イニングいってもらおうと思った」と藤川球を送る。だが、先頭の福地に死球。青木に左前に運ばれ、犠打と二ゴロで1点を失う。なおも2死三塁で、ホワイトセル。1ストライクからの150キロのつり球がスタンドに消えた。被本塁打は抑え転向後シーズン最多の6本。藤川球は「仕事ができなかったら悔しい」と唇をかんだ。

 天を仰ぎ、何度もため息をついた藤川球。「こう仕事だから…。2点を守れないようなクローザーじゃダメ」と反省したが、真弓監督はここにきて疲労の色が見られる守護神について「考えなきゃあかんね」と、何らかの手を打つ考えを示唆した。

 首位から滑り落ち、是が非でも勝ちたい阪神だったが、絶対の守護神の痛恨の1球で痛すぎる連敗。首位中日とのゲーム差が1・5に開いた。

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2010年9月11日のニュース