5回4失点 斎藤、ラストシーズンは黒星スタート

[ 2010年9月11日 17:37 ]

4回、法大打線につかまり、マウンドで応武監督(左)と話す早大・斎藤

 東京六大学野球秋季リーグは11日、神宮球場で開幕して1回戦2試合を行い、早大・斎藤と法大・加賀美のドラフト1位候補が投げ合った一戦は、法大が4―2で先勝した。春秋連覇を目指す慶大は東大に15―0と大勝した。法大は2回に多木の本塁打で先制し、4回は集中打で3点を加えた。斎藤は5回7安打4失点で敗戦投手。慶大は21安打を浴びせた。

 大学ラストシーズンを迎えた早大の斎藤は不本意な黒星スタートとなった。あと3勝に迫った通算30勝と、残り6個で届く通算300奪三振をともに達成すればリーグ史上6人目となる。注目された開幕戦で三振は二つしか奪えなかった。
 序盤から直球は140キロ台後半を連発し、二回には自己最速となる150キロをマークして見逃し三振を奪った。しかし、その二回に先制本塁打を浴びると四回は3失点。ピンチで粘るいつもの持ち味が出なかった。試合後は本人、応武監督とも取材を拒否した。
 法大の金光監督は「低めの球を見極めたことで徐々に斎藤君のペースにならなくなっていった」としてやったり。本塁打を含め2安打した法大の多木は「低めを振らなかった。基本的だけど一番重要なことを全員が徹底してできた」と笑った。
 斎藤は通算13敗目。そのうち法大戦は最多となる5敗目で、またも苦手を克服できなかった。

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2010年9月11日のニュース