中村!中島!ブラ!中村おかわり!西武4発

[ 2008年7月11日 21:07 ]

4回、この試合2本目となる2ランを放ち、ナインの出迎えを受ける中村(左)

 【西12―4オ】西武が4本塁打を含む今季最多の20安打で12点を奪って連敗を3で止めた。3回までに中村、中島、ブラゼルのソロなどで5点。4回にも中村の2発目となる2ランなどで5点を加えた。帆足が8勝目。オリックスはこのカード8連敗。

 ≪左ほお骨折の「雪辱です」≫パ・リーグ相手に初の3連敗を喫し、西武はやや沈み気味で神戸に乗り込んできた。その沈滞ムードを一変させたのが、ここ3試合なかった本塁打だ。豪快な4アーチで、相手をねじ伏せた。
 中村が2回、19号ソロで口火を切る。忘れもしない5月11日。ここで顔に投球を受け、左ほおを骨折した。「打った瞬間にいくと思った。雪辱です」としてやったりの笑顔。3回は中島、ブラゼルの連続本塁打。圧巻は4回、またも中村だ。
 140キロ台後半の直球をマークしながら、109キロのカーブにバットがついていく。「完ぺきでした」と言う自画自賛の20号2ランは左翼席上段まで届いた。8日の結婚を自ら祝うような祝砲にナインも大喜び。オルティズの内角球を序盤で打ち払い、外角中心に投げさせての猛打爆発。
 渡辺監督は「いい攻撃。サンペイ(中村)も気持ちいいでしょ」。うっぷんを吹き飛ばし、胸のすくような20安打の猛攻だった。

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2008年7月11日のニュース