高口三塁打!二塁打!ダル完投10勝目

[ 2008年7月11日 20:48 ]

9回、松中を空振り三振に仕留め、ガッツポーズのダルビッシュ

 【日3―2ソ】日本ハムはダルビッシュが完投で10勝目を挙げ、連敗を3で止めた。打線は3回に高口が先制三塁打。5回は金子誠の犠飛、高口の二塁打で2点を加えた。ソフトバンクはあと1本が出ず、連勝は3でストップ。勝率5割に戻った。

 ≪昨年より1カ月早い2ケタ≫3連敗中の日本ハムを救ったのは、やはりエースだった。「連敗しているし、相手の勢いを止め、自分たちを勢いづけられるように、ねじふせたかった」。2失点の完投で10勝目を挙げたダルビッシュは満足そうに語った。
 3連勝で勢いに乗るソフトバンクに対して、100キロほどの緩いカーブを多投した。3―2の7回1死二塁で、代打中西からカーブで空振り三振を奪うなど、150キロ前後の速球との約40キロの球速差が効果的だった。
 右腕は「タイミングを外して面白いように空振りするし、投げていて楽しい。緩い球でも打たれないと思って投げているので怖くない」と自信たっぷりに話した。
 9回も続投を志願し、4月18日以来の完投勝利。梨田監督は「頼りになる大エースだね。3連敗の嫌な流れの中で、1点差で完投できるのはダルビッシュのすごさ」とあらためて感服した。
 昨季より約1カ月早い10勝目を手にしたダルビッシュは「気持ち的には楽になるが、これからもっと勝たないといけない」。大黒柱として先を見据えた。

 ≪快勝の陰に、ひちょりあり≫日本ハムの1、2番、森本と高口の活躍が光った。3回2死から森本が右前打し、高口が先制三塁打。5回にも森本の中前打から、高口の二塁打で追加点を奪った。
 今季初の4安打をマークした森本は「自分の打席に集中できている。(1、2番で)かき回そうと思ったら良い形が出た」と笑顔。2打点の高口は「後ろにつなごうと思っただけ」と喜んだ。

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2008年7月11日のニュース