イチロー日米通算3000安打へあと14

[ 2008年7月11日 06:00 ]

アスレチックス戦の7回、この試合3安打目となる二塁内野安打を放つマリナーズのイチロー

 【マリナーズ6―4アスレチックス】マリナーズのイチロー外野手(34)は9日(日本時間10日)のアスレチックス戦で、内野安打2本を含む4打数3安打の固め打ち。日米通算3000安打へ、あと14本とした。7月に入ってからは打率・410のハイペースで、張本勲氏(本紙評論家)が持つ通算3085安打の日本記録にもあと99本。今季中の日本記録更新も視界に入ってきた。

 二塁ベースを回って一気に加速した。3点を追う5回、1死満塁の反撃機。一塁走者のイチローが足で魅せた。ロペスの左翼線二塁打で、迷うことなく本塁へ突入。最後は捕手のブロックで、わずかに空いたベースの一角を左手で掃き、同点の生還を果たした。
 「ボールがどこに来ているか分からなかった。もうちょっと速くスライディングしたかった。自分で難しくしてしまった」。スライディングがわずかに遅れ、本人は不満そうだったが、このプレーが、一挙5点のビッグイニングにつながった。
 バットもスピードを増した。前日の4打数無安打を取り返す3安打。「(3安打は)いつだって大きい。まあ2本は打ちたいとこですよね」。初回に先発ブラントンから右前打を放つと1死一、二塁の5回は外角カーブをとらえ、遊撃手のグラブをはじく内野安打。7回にも内角直球に詰まった二塁前の当たりを自慢の足で内野安打に変えた。
 7月は9試合で16安打。そのうち9本が内野安打だ。イチロー自身も「そういう傾向はある」と、内野安打の増加が調子と比例することを認める。「相手が一番嫌がっているのは間違いない。それをやることは面白い」と内野安打に快感も覚えている。これで今季116安打。日米通算2986本となり、区切りの3000本まであと14本に迫った。さらに張本氏の持つ日本記録にも100本を切った。今季は開幕から調子が上がらず200安打すら危ぶまれたが、今季中の日本記録更新も夢ではなくなった。
 残り2人の枠がある球宴本塁打競争の出場については「シアトル以外なら、こういうとこ(ニューヨーク)でしかと思うけどね、でも多分ない。誰かがやるなと言ってる気がする」とした一方で「その誰かがやれと言えば」と含みも持たせた。球宴に大台突破と7月のイチローから目が離せない。

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