あぁヤクルト自力V消滅…今季ワースト更新9連敗で20年9月以来の借金10 ピーターズが来日初黒星

[ 2023年5月27日 17:08 ]

セ・リーグ   ヤクルト1ー4広島 ( 2023年5月27日    マツダ )

<広・ヤ>7回1死一、二塁、西川に適時打を打たれたピーターズ(撮影・奥 調)
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 5位・ヤクルトが27日、敵地での広島戦(マツダ)に1―4と敗戦。セ・リーグワーストタイ記録となった19年の16連敗以来となる9連敗。20年9月9日以来の借金10。同日の阪神―巨人戦(甲子園)で阪神が勝利したため、5月にして自力優勝が消滅した。

 先発のピーターズは3回までパーフェクトピッチングと抜群の立ち上がり。広島先発・森下と白熱の投手戦を展開。4回、2死から秋山に初安打となる二塁打を打たれるも後続を封じ無失点。6回までスコアボードにゼロを並べた。

 しかし7回1死走者なしから制球を乱し、秋山に死球。マクブルームにはストレートの四球を与えてしまうと、続く西川には中前先制適時打を浴び1失点。試合の均衡を崩されてしまったが、それでも後続を封じ追加点は許さず。来日最多となる100球を投げ、7回打者25人に対し、被安打3、奪三振5、与四死球2の1失点で降板した。

 打線は初回、1死満塁のチャンスが訪れるも浜田が空振り三振、西浦が二ゴロに倒れ無得点。今季初勝利を狙う森下の出鼻をくじくことが出来ず。2回以降は7回まで1安打のみと封じられた。

 先制された直後の8回には相手2番手ターリーから1死二塁とチャンスを作るも二塁手・と菊池の“好守”に阻まれ得点ならず。太田が遊飛、代打・川端が左前打で2死一、三塁。ここでオスナが二塁方向へ打球を飛ばしたが、菊池がイレギュラーにも冷静に対応し素早く二塁へ送球。微妙なタイミングでアウトと判定され、高津監督がリクエストを要求するも判定は変わらず。

 8回の守備では2番手の大西が追加点を許してしまうなど敗戦。9回1点を返したものの好投するピーターズを打線が援護できず、引き分けを挟んでの9連敗。ピーターズにとってはこれが来日初黒星となった。

 この結果ヤクルトは5位ながら首位・阪神が巨人に勝利したため、わずか46試合にして自力優勝が消滅。さらに中日も勝利したため、最下位とも0・5差。あすにも最下位転落の可能性が出てきた。

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