巨人グリフィン、わずか3安打の好投報われず来日2敗目 大竹との投手戦に敗れる

[ 2023年5月27日 17:28 ]

セ・リーグ   巨人2―3阪神 ( 2023年5月27日    甲子園 )

<神・巨7>7回2死一、二塁、近本に先制適時打を浴びて降板するグリフィン(中央)を労う原監督(左から2人目)(撮影・北條 貴史)
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 巨人の新助っ人左腕、フォスター・グリフィン投手(27=前ブルージェイズ)が阪神戦(甲子園)に先発登板。7回途中3安打3失点(自責2)と好投しながら打線の援護に恵まれず、来日2敗目(4勝)を喫した。

 前回登板した20日の中日戦(東京D)では6回6安打2失点と好投。バッテリーを組んだ大城卓にプロ初の満塁アーチが飛び出すなど打線の援護もあり、4勝目をマークした。それから中6日。来日9試合目にして阪神戦は初登板となった。

 初回は初めて経験する甲子園のマウンドに足元を気にする仕草を見せ、安打と連続四球などで1死満塁のピンチを招いたが、佐藤輝、森下を連続三振に仕留めて得点を許さず。2回も坂本に安打されて2イニング連続で先頭打者を塁に出したが、この2死二塁を抑えると波に乗った。

 3回、4回、5回と3者凡退。初回だけで30球を投じたが、5回終了時点で75球とまとめ、2回から5回にかけて打者12人を連続アウトに。6回先頭の2番・中野を遊ゴロに打ち取りながら坂本の失策で塁に出したが、クリーンアップを凡打に抑えて援護を待った。

 だが、0―0のまま迎えた7回の攻撃だった。先頭で安打を放った大城卓に原監督が代走・増田大を出して勝負に出ながら無得点。小林とのバッテリーに代わったその裏、グリフィンは2四球を与えて2死一、二塁のピンチを招くと、ここで近本にファウルで粘られ、9球目の真ん中ツーシームを中前に運ばれて先制され、降板となった。

 ブリンソンの悪送球でなおも続いた2死二、三塁で登板した2番手左腕・大江は中野に3球目の外角直球を中前へ2点適時打されて降板。グリフィンは3失点(自責2)となった。

 グリフィンの投球内容は6回2/3で打者28人に対して115球を投げ、3安打3失点(自責2)。6三振を奪い、与えた四球は4つ、直球の最速は149キロだった。

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