DeNA・バウアー、6回2失点粘投も2勝目ならず 来日最速159キロも、細川の2被弾に泣く

[ 2023年5月27日 16:00 ]

セ・リーグ   DeNA―中日 ( 2023年5月27日    バンテリンD )

<中・D>6回、細川(左)にこの日2本目のソロを打たれ、ガックリのバウアー(撮影・椎名 航)
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 DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が27日の中日戦(バンテリンドーム)に来日4試合目の先発。6回、90球を投げ7安打2失点、7奪三振の粘投も2勝目はならなかった。

 牧の先制中前打で2点を先制してもらって上がった初回のマウンド。簡単に2死をとったが、3番の細川の5球目、135キロのカットボールが真ん中に入ったところを完璧にとらえられ、左翼席に運ばれた。登板4試合連続の被本塁打となったが、2回以降は多彩な変化球を交えて、中日打線に的を絞らせなかった。

 しかし6回だった。細川に1ボールからの2球目のスライダーが甘く入り、右翼席へ運ばれる同点ソロを浴びた。バウアーは来日4試合で計7被本塁打となった。この回、さらに2死一、二塁のピンチを背負うと、バウアーは明らかにギアをチェンジした。木下の初球に158キロをマークすると、3球目には159キロ。4球目も159キロ直球で左飛に仕留め、勝ち越しは許さなかった。

 バウアーは同点の7回の2死満塁で代打・楠本が送られ交代。さらに代打の代打で送られたオースティンは空振り三振に倒れ、勝ち越せなかった。

 この試合まで1勝2敗、防御率8・40。前回16日の広島戦は初回に4点、2回に3点を失い、2回7失点の大乱調だった。調整登板した21日のイースタン・リーグ、ロッテ戦で6回1失点と好投、雪辱を期したマウンド。白星こそ得られなかったが、20年のサイ・ヤング賞右腕にとってきっかけとなる登板にはなったはずだ。

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