国学院大・神里 1部残留弾!9回にリーグ戦1号の決勝2ラン

[ 2023年5月27日 05:00 ]

東都大学野球・第5週最終日   国学院大5ー2中大 ( 2023年5月26日    神宮 )

<国学院大・中大>9回、2ランを放つ国学院大・神里(撮影・島崎忠彦)
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 3回戦1試合が行われ、昨秋優勝の国学院大が中大を下し、1部残留を決めた。DeNA・神里和毅外野手(29)の弟である陸捕手(3年)が9回にリーグ戦1号の決勝2ラン。2勝1敗となり、勝ち点を2に伸ばした。同1の中大と同0の駒大が29日に直接対決。敗れた方が1部最下位となり、2部優勝の東洋大との入れ替え戦に臨む。

 1部と2部では天と地ほどの差がある激戦・東都。だから、負けるわけにはいかなかった。勝者が1部残留を決める一戦を制したのは、国学院大だった。

 「率直にうれしい。気迫でいこうと思っていた。それだけです」

 立役者は5番・神里だった。2―2の9回1死一塁から右越えに決勝2ラン。1年秋のリーグ戦デビューから、実に131打席目での初アーチだった。

 兄はDeNAの外野手・神里。中大のOBとして「東都でやればメンタルが強くなる」と背中を押された。2年春から捕手のレギュラーを獲得したが、今季は試合開始前の時点で打率・188と低迷。最後にチームを救う一発を放った。「ピッチャーはずっと頑張ってきていた」と捕手の思いを結実させた。(柳内 遼平)

 ◇神里 陸(かみざと・りく)2002年(平14)5月3日生まれ、沖縄県南風原(はえばる)町出身の21歳。6歳から「山川ミラクルズ」で野球を始める。東海大相模(神奈川)では20年夏の甲子園交流試合に出場。1メートル70、75キロ。右投げ左打ち。

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