ソフトB・牧原大 首位ロッテ叩き任せろ!「勢いつけるプレーができたら」 27日昇格即スタメン濃厚

[ 2023年5月27日 06:01 ]

バットを見つめる牧原大(撮影・岡田 丈靖)
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 左太腿を痛めて戦列を離れていたソフトバンクの牧原大成内野手(30)が26日、ペイペイドームで行われた練習で1軍に合流した。27日に出場選手登録される見込みで同日のロッテ戦(同)でのスタメン復帰が濃厚だ。この2連戦で迎え撃つ、相手先発の種市、佐々木朗との通算成績はいずれも打率3割超え。首位叩きの切り札として期待が懸かる。

 打撃、守備ともにはつらつとした動きで臨戦態勢を整えた。牧原大は「1軍に来たからにはチームに勢いをつけるプレーができたらと思う」と意気込みを語った。

 追加招集されたWBCで日本代表の世界一に貢献し、開幕後は二塁のレギュラーとして活躍していたが、ケガに見舞われた。4月27日の楽天戦(ペイペイドーム)での走塁中に故障し、ファームでの調整を続けてきた。19日のウエスタン・リーグ広島戦(タマスタ筑後)で実戦に復帰。20日の同戦でタイムリーを含む3安打を放つなど、これまで2軍戦6試合に出場した。「最短で復帰できて良かった。ここからケガすることなく、最後まで戦いたい」とシーズン完走に意欲を見せた。

 最高のタイミングでの昇格だ。27日からは首位・ロッテとの2連戦。第1戦は種市が予告先発され、第2戦は佐々木朗の先発が有力だ。牧原大は種市に対して通算で17打数6安打2打点1本塁打、打率・353と打っている。佐々木朗に対しても通算13打数4安打、打率・308(打点、本塁打なし)と好成績を残している。

 藤本監督は「いいピッチャーが2人くるので、必死にやらないと2つともやられる可能性もある」と相手先発を警戒。牧原大への期待を問われ「そうですね」とうなずき、「牧原大だけじゃなく全員で打たないと。全員で何とかして倒しにいきたい」と2・5ゲーム差で追う首位を叩くと力を込めた。

 牧原大は「ケガしたからといって抜いたりはしない。全力プレーがなくなったら自分じゃないと思うんで。思い切りやるだけ」と力を込めた。走攻守すべてで信条の全力プレーを貫き、打倒・ロッテの力になると誓った。(森 寛一)

 《右内転筋の違和感回復 森も1軍に合流》右内転筋の違和感が癒えた森が1軍に合流した。17日のオリックスとの2軍戦で先発し、1回2失点で降板。春季キャンプで痛めた箇所だけに心配されたが、軽傷で早期復帰を果たした。斎藤学投手コーチは「ランニングもキャッチボールもほぼ全力なので大丈夫だと思う」と話し、交流戦での先発起用を示唆した。

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