ロッテ・種市 右肘手術から完全復活「体の状態は良い」 交流戦へ「まず打球を前に飛ばしたいな」

[ 2023年5月27日 05:30 ]

ソフトバンク戦先発に向けて調整するロッテ・種市
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 ロッテの種市篤暉投手(24)が27日のソフトバンク戦(ペイペイドーム)に先発する。20年9月に受けた右肘のじん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)から完全復活した今季はここまで7試合に登板して3勝2敗、防御率1・51と安定した投球を披露。チームの躍進に貢献する右腕が序盤戦を振り返り、交流戦への意気込みなどを語った。

 ――ここまでの2カ月を振り返って

 「シーズンに入る前は中継ぎか先発か言われいない状態だったんですけど、沖縄で2イニング投げた時に『先発で行く』と分かったので、まずは先発ローテションを目指して、そこに入れたのは良かったと思います」

 ――3勝2敗という数字については?

 「1試合1試合勝てるように投げているだけなので。別に何勝したいとか、そこまでこだわってないです。優勝に貢献できるようにシーズンを通して頑張りたい」

 ――開幕から数試合は球数の多さを課題としていた。改善したことは?

 「真っすぐが安定したのが1番かなと思います。インコース、アウトコースに投げ分けることさえできない感じだったんですけど、ある程度アバウトには狙ったコースに行くようになっているのかなと」

 ――慎重になりすぎていた?

 「慎重にはなっていないです。強いボール、強い真っすぐを投げようという気持ちでは投げていましたけど、そうですね。緊張もあったのかな。1軍の」

 ――前回登板ではフォークボールの高低を見事にコントロールしていた。

 「そうですね。フォークが浮くことがなくなったので、カウント球にちょっと多めに使おうかなと思ってますし、ストレートと同じ軌道で投げられているので」

 ――奪三振52はリーグトップ。

 「追い込んだら前に飛ばされたくない気持ちはありますけど、カウント球から三振を狙ってというのは個人的にはないので特に意識はしていないです」

 ――自分の中で好調という手応えはある?

 「すごい真っすぐが良いとかは特にないですけど、フォークの良し悪しで変わってくると思うんですけど、体の状態は良いですし、カウントもつくれているので、そこに関しては良いのかなと思っています」

 ――肘の状態は?

「そうですね。張り感はありますけど、気持ち悪い感じではないですし、(登板を)飛ばすことはないぐらいの感じではあるので、特に問題はないです」

 ――登板を1回飛ばしたことでリフレッシュできた?

 「登板間隔が空いたことで疲労感も抜けましたし、積極的に休養を取れたので、次もしっかり投げたいと思っています」

 ――次回登板に向けて改めて意気込みを

「もちろん勝てるように。点を取られても最少失点に抑えていけるようにしたいなと思っています」

 ――30日からは交流戦も始まる。

 「まず打球を前に飛ばしたいなぐらいの気持ちです。とりあえずバットに当ててヒットを打ちたいなと。狙わないです。調子に乗ったらダメですから」

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