巨人・中田翔 21日ぶり復帰&即安打 打線に厚み増し、原監督「打線は動くようになってきた」

[ 2023年5月25日 22:43 ]

セ・リーグ   巨人5―4DeNA ( 2023年5月25日    東京D )

<巨・D>4回、中田が左前打を放つ(撮影・篠原岳夫)
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 巨人の中田翔内野手(34)が25日に出場選手登録され、同日のDeNA戦(東京D)で「6番・一塁」に入って即スタメン復帰。第2打席で左前打を放つなど3打数1安打で、7回からベンチに下がった。

 今月4日のヤクルト戦(東京D)で2回走塁中に負傷。右太腿裏肉離れと診断され、翌5日に出場選手登録抹消となった。だが、その後、驚異的な回復を見せ、前日24日には3軍戦に出場して実戦復帰を果たしていた。

 中田翔が負傷したヤクルト戦以来21日&16試合ぶりの戦列復帰となったことで、原辰徳監督(64)は坂本を3番から2番に上げ、20歳の秋広をプロ初のスタメン3番に抜擢。開幕を本職の三塁で迎え、中田翔の離脱中は一塁を守っていた主砲・岡本和は2019年8月9日のヤクルト戦(東京D)以来1385日ぶりとなるスタメン左翼に入れた。

 試合後、原監督は「このところ、あまり打順そのものは大きく変わってないと自分のなかでは思ってますけど、まぁ、中田翔が戻って来たというなかでね、少し考えたというところはあります」とした上で、厚みが出たとの指摘には「まぁね、全体的に打線は動くようになってきたとは思います」とコメント。

 離脱前の中田翔は主に5番を打っていたが、離脱中に5番打者として“覚醒”した大城卓をそのまま5番に据え置き、中田翔は6番へ。大城卓も指揮官の起用に応えて5回に同点の7号2ランを放った。

 プロ初のスタメン3番で2安打1打点の秋広については「ずっと、少し楽なポジションで打席を迎えさせたいというのはありました。中田翔がまた戻って来てというなかで、できるであろうと。十分それに値する、力で、周りがあそこに置いたんではなくて、自分で行ったというんでしょうかね」と話した原監督。“大将”中田翔の戦列復帰で打線に厚みを増し、26日からは交流戦前ラストカードとなる首位・阪神戦(甲子園)に臨む。

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