ヤクルト・サイスニード 今季最長7回2失点の好投、来日2打点目も勝ち星には結びつかず

[ 2023年5月25日 20:21 ]

セ・リーグ   ヤクルトー阪神 ( 2023年5月25日    神宮 )

<ヤ・神>ヤクルト先発・サイスニード(撮影・沢田 明徳)
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 ヤクルト・サイスニード投手(30)が25日の阪神戦(神宮)に先発。粘り強い投球で7回2失点と試合をつくったが、味方の援護に恵まれず、今季4勝目はならなかった。

 初回の大ピンチをしのいでリズムに乗った。先頭の近本に四球、続く中野に中前打を許し無死一、二塁。さらに3番・ノイジーの中飛の間にそれぞれ走者が進み、1死二、三塁の場面を迎えた。立ち上がりの窮地。それでも動じなかった。4番・大山をスライダーで投ゴロ、続く佐藤輝を高め直球で空振り三振に仕留めてスコアボードの左端に「0」を刻んだ。

 2、3回は3者凡退。2-0の4回に大山にソロ本塁打を許したが、冷静に回を重ねた。長身から投げ下ろす直球とカーブなど、多彩な変化球で徹底的に緩急をつけ、阪神打線をほんろうした。7回1死、ミエセスに同点ソロを許し、この回限りでマウンドを降りたが、確実に試合をつくり、チームの勝つ可能性を高めた。

 打でもチームに貢献した。1-0の2回1死満塁、たたきつけた打球は高いバウンドで投手・伊藤将の頭を超え、二塁手の前へ。内野ゴロで貴重な追加点をたたき出した。昨年6月17日の広島戦(神宮)以来の来日2打点目を記録。投打にわたってフル回転した。

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