「村神様」の弟、日大・村上慶太がリーグ戦初安打初打点「うれしい。バットの先っぽに当たった」

[ 2023年5月25日 05:00 ]

東都大学野球春季リーグ戦   日大7―2駒大 ( 2023年5月24日    上尾 )

<駒大・日大>代打でリーグ戦初安打、初打点をマークした村上(手前)と喜ぶ片岡監督(左奥)(撮影・柳内 遼平)
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 1回戦3試合が行われ、日大、青学大、中大が先勝した。1部残留を決めた日大はヤクルト・村上宗隆内野手(23)の弟で1年生内野手の慶太が代打でリーグ戦初安打、初打点となる右前適時打を放った。

 偉大な兄の背中を追い、まずは大学での第一歩を踏み出した。村上が6―1の8回2死一、三塁で代打で登場。2ストライクとなると、ベンチの片岡昭吾監督から「短く持て」と指示が飛んだ。指2本分、バットを短く持ち直し、振り遅れていた直球を右前へ。リーグ戦初安打初打点に「うれしい。バットの先っぽに当たった」と白い歯を見せた。

 兄は昨年に史上最年少で3冠王に輝いたヤクルトの村上。19日の中大戦では代打でリーグ戦デビューも空振り三振に倒れていた。神宮が本拠地の東都リーグだが、この日は順延の影響で埼玉・上尾で開催。兄の活躍する「聖地」での初安打ではなかったが「どこででも打ちたい」と意気込む。層の厚い日大で1年から出場機会を得る1メートル90、100キロの左の長距離砲。指揮官は「木のバットでも遠くに飛ばすし、何かが起きる期待感がある」と評価する。

 駒大への勝利で5勝5敗とし最下位の可能性がなくなったため1部残留が決定した。「次の試合も期待に応えられるように頑張りたい」と村上。高みを見据え、バットを振る。(柳内 遼平)

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