巨人・原監督ご機嫌 DeNA東に東京ドーム初勝利「知ってたらおびえちゃって野球ができなかった」

[ 2023年5月25日 21:44 ]

セ・リーグ   巨人5―4DeNA ( 2023年5月25日    東京D )

巨人・原監督
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 3位の巨人は2位DeNAに逆転勝ちを収めて2連勝。3カード連続勝ち越しを決め、23勝21敗で今季最多タイの貯金2とした。巨人の貯金2は開幕直後で3勝1敗だった4月4日以来51日ぶり。今月8日には7・5ゲーム差だったDeNA(当時首位)とのゲーム差を2に詰めた。

 1―3で迎えた5回に大城卓の4戦ぶりとなる7号2ランで同点。3―3で迎えた6回には2死二塁からそれまでの3打席で凡退していた吉川が中前適時打を放って勝ち越し、さらに坂本の左中間への適時二塁打でもう1点加えた。

 ドラフト3位ルーキーの田中千は11試合目の登板で待望のプロ初勝利。右太腿裏肉離れから21日ぶりに戦列復帰した中田翔は「6番・一塁」に入って第2打席で左前打を放った。3打数1安打で、7回からベンチに下がっている。

 試合後、原辰徳監督(64)との一問一答は以下の通り。

 ――逆転で1点差のゲームを制した。

 「終盤に4点とれたというのは、やはり大きいですね」

 ――3番に秋広優人。

 「力できちんとあの位置を、私が与えた、コーチが与えたではなく自分の力でしっかりと3番というものを奪うというのもおかしいんですが、3番をということですね」

 ――岡本和がレフト。

 「和真とも2、3日前に話をしてね、非常にチームのためというなかで、監督としては、サードもファーストも、そして外野もという選手がいてくれる、しかも、それが看板選手であり4番バッターだという部分では非常に心強く、今日決めたということですね」

 ――4回に山崎伊の打席で代打を送った、7人で継投。

 「多少、迷いというか、いかせるべきではないかというね。もちろん、ありました。でも、そこは攻撃に転じるということの選択。昨日、(戸郷)翔征が完封してくれているという点ではリリーフ陣も非常に元気であるということで、その選択をした」

 ――2位DeNAに勝ち越し、明日からは首位阪神。

 「まだまだ差はありますしね、そういう意味では1戦1戦というそのスタイルは変わらないですね」

 ――田中千がプロ初勝利。

 「ねえ、良かったと思いますね」

 ――下に落ちてから何が変わった。

 「なんとなく落ち着きが出たんじゃないでしょうか。そして課題も当然あった状態でファームに行ったわけですから、そこを克服しようというなかでこの時間を使ったわけですから、いいスタートを切れたと思いますね」

 ――リリーフ陣が落ち着いて来た。

 「はっはっはっは」

 ――中川がこれで。

 「そうですね、皓太もボールそのものはいいと思うんでね、あとはなんていうか、バッターのにおいというかね」

 ――実戦勘。

 「そういうことですね。昨年は0イニングの投手ですから、あれだけの修羅場をくぐっているとはいえね、今日は投ゴロも一応アウトにしたしね。野球というのは非常に難しいスポーツであると同時にね、準備しておかなきゃいけないところがあるというところでしょうね」

 ――救援陣がチーム全体に粘りを。

 「そうですか、その辺はよくわかりませんけども、救援も含めて、打者があそこで同点にしてすぐ逆転というね、2点目、5点目というのも非常に大きかったですしね、まぁ全体の勝利だと思いますけど」

 ――東に5年目で東京ドーム初勝利。

 「そうですか、いやいやいや、知らなかった。知ってたらおびえちゃって野球ができなかった」

 ――秋広3番、坂本2番。今日の打線は。

 「このところ、あまり打順そのものは大きく変わってないと自分のなかでは思ってますけど、まぁ、中田翔が戻って来たというなかでね、少し考えたというところはあります」

 ――厚みが出た。

 「まぁね、全体的に打線は動くようになってきたとは思います」

 ――秋広は左投手に良くなかったが、昨日も今日も打った。

 「まぁ、秋広はデータとか、僕は関係ないと思いますよ、まだスタートしたばかりですから。まだまだね、世にこれから一生懸命出ようとしている人たちですから。データはまだないと思いますね」

 ――4年ぶりの左翼・岡本和。

 「まぁ、WBCで見てるからね。世界の大舞台でやってくれてる人ですから、そこはそれほどっていうか、不安はないですね。ただ、そういう気持ちでいてくれているという、さっきのね、それがうちの看板選手であり4番バッターであるという部分においてはね、えー、非常に心強いというところですね」

 ――監督も経験あり

 「あるよ、レフト」

 ――同じサードからコンバート。

 「コンバート…まぁコンバート、そうだね、そういう時もあった。色々経験させてもらったよ、僕も献身的な選手だったから」

 ――看板が献身的。

 「いやいや、看板じゃなかったけどね」

 ――レフトは暇だと言っていた。

 「そうそう、昔はね、その辺はもうね」

 ――秋広3番はいつ頃から考えていた。

 「ずっと、少し楽なポジションで打席を迎えさせたいというのはありました。中田翔がまた戻って来てというなかで、できるであろうと。十分それに値する、力で、周りがあそこに置いたんではなくて、自分で行ったというんでしょうかね」

 ――中田翔が昨日メドが立ってから3番で使えるかなと。

 「それは、夜寝て、夢には出てきてましたよ」

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