同期入団の新垣渚氏 ソフトB・和田の凄さは「分からない。腕の振りに独特のタイミングが隠れている」

[ 2023年5月25日 06:01 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―1日本ハム ( 2023年5月24日    エスコンF )

<日・ソ>力投する先発の和田(撮影・高橋 茂夫)
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 ソフトバンクの野球振興部で指導者の新垣渚氏(43)が、同期入団した和田の高勝率ランクインの“謎”を解析した。

 「キャッチボールを一緒にしてきたけど何で打たれないのか。今でも分からない。そのからくりを僕らも解けてないので、打者も分からないんでしょう」

 昨季更新した最速149キロ直球にスライダー、チェンジアップが主な球種だが、ポイントは球の切れではないとみる。球の出どころの見えない投球フォーム、本人のみぞ知る間(ま)があるという。

 「腕の振りに独特のタイミングが隠れている。それは和田毅にしか分かっていない。昔から常に自分でフォームを確認している。理想の頂が高い」

 また新垣氏は03年新人合同自主トレを振り返り「僕ら(同期)への見せつけと思った」。課されたランメニューの倍を軽くこなす和田の猛烈な“主張”ととらえていた。ただ21年がたち、気付かされた。「でも、それが和田毅の普通だったんですよ。今も変わってませんね。走るのは質より量。本人の心が折れない限り、まだまだ何年でもできますよ」。元剛腕は同期を誇らしく笑っていた。

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