カブス・誠也 千賀撃ち!メジャー初対決でお化けフォーク初攻略 逆転勝利に貢献

[ 2023年5月25日 02:38 ]

ナ・リーグ   カブス4ー2メッツ ( 2023年5月24日    シカゴ )

3回、メッツ・千賀から同点二塁打を放ったカブス・鈴木(AP)
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 今後も長く続くであろう両雄の対決。第1ラウンドはカブス・鈴木に軍配が上がった。メッツの千賀とメジャーの舞台で初対戦。3回2死二塁で高めに浮いたフォークを見逃さず、左翼フェンス直撃の同点適時二塁打を放った。「甘い球を一発で捉えられた」。チームも逆転で勝利し、笑顔で振り返った。

 伏線は2回の第1打席。鈴木はファウルで粘り、8球目の低めのフォークを見極めて四球を選んだ。「フォークを見逃せて余裕があった。ゾーンを上げていけた」と次打席で甘いフォークを仕留めた。日本時代は球宴、日本シリーズを含め9打数1安打で4三振。分が悪かった相手の宝刀「ゴーストフォーク」撃ちで借りを返した。

 千賀は5回6安打3失点と粘ったが5四球と制球に苦しみ今季3敗目。「うまくボールを操れなかった。(鈴木との対決を)そこまで楽しむ余裕はなかった」とし「甘い球をコンタクトする能力は日本の時から凄かった。やっぱり凄い打者。ミスした球をしっかり打たれた」と脱帽した。

 同じナ・リーグ同士。今後も対決は何度も待つ。「日本同様、マウンドにいる雰囲気は凄かった」と鈴木。メジャーの舞台で切磋琢磨を続けていく。(杉浦 大介通信員)

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