阪神・森下 “因縁の相手”吉村攻略の口火打 中大時代の22年に死球受け右手骨折

[ 2023年5月25日 06:00 ]

セ・リーグ   阪神6―5ヤクルト ( 2023年5月24日    神宮 )

<ヤ・神>2回、森下はヤクルト先発の吉村から中前打を放つ(撮影・平嶋 理子)
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 4試合連続スタメン出場の阪神・森下が、ヤクルト・吉村とのドラフト1位対決でアピールした。2回の第1打席でスライダーを中前打し、チーム初安打。攻略への弾みをつけ「1本打てて良かったです。いい形で振れた」と中大時代から親しんだ神宮球場でのプロ初安打に笑顔を見せた。

 吉村とは因縁もあった。22年7月の大学日本代表と東芝とのオープン戦で右腕と対戦。その第1打席で死球を受けて右手豆状骨(とうじょうこつ)を骨折した。4回の第2打席では1死二、三塁から再び死球。だが、今回は梅野、木浪の連続適時打につながり、痛みも忘れた。

 スタンドで観戦した両親にも安打とチームの逆転勝利を届けた。「いい親孝行ができました。神宮でもタイガースの応援は本当に凄い。このまま継続して結果を出したい」と興奮気味に振り返った。(鈴木 光)

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