阪神・伊藤将 加治屋のボークで今季3勝目消える セ・リーグ本拠地全制覇は次回にお預け

[ 2023年5月25日 20:45 ]

セ・リーグ   阪神―ヤクルト ( 2023年5月25日    神宮 )

8回2死一、三塁、降板する伊藤将(右(撮影・平嶋 理子)
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 阪神・伊藤将司投手(27)が、25日のヤクルト戦に先発し、8回途中3失点で降板となった。

 2回に長岡への押し出し死球など2点を失ったが、その後は粘りの投球を見せた。6回には木浪の好守もあり、ヤクルトに追加点は許さなかった。

 すると、同点の8回に近本が勝ち越し弾を放ち、伊藤将に勝利投手の権利が発生。8回は2死一、三塁となったところで、2番手・加治屋にマウンドを託した。だが、塩見の打席で、加治屋が一塁へけん制球を投げた場面がボークとなり、三塁走者が同点の生還。これで伊藤将の3勝目は消滅した。

 それでも、安定感は抜群。今季はこれでここまで4試合ともクオリティースタート(QS=6回以上、自責点3以下)を達成していたが、これで5戦連続でQSという安定感だ。

 また、伊藤将にとってセ・リーグの本拠地では、3年目で唯一の未勝利がこの神宮。過去3戦2敗と鬼門の地での登板へ向け「ロースコアで抑えられたらチャンスはある。(必ず)達成したい」と意気込み十分だったが、セ・リーグ本拠地制覇は次回へお預けとなった。

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