広島 龍馬弾だ!坂倉弾だ!電光石火の初回5得点 新井監督「ゲームの流れの上で凄く大きかった」

[ 2023年5月25日 06:30 ]

セ・リーグ   広島6―2中日 ( 2023年5月24日    マツダ )

<広・中>初回、右中間に2点本塁打を放った坂倉(中央)はナインに迎えられる(撮影・奥 調)
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 広島打線が電光石火の早業を披露した。青柳を2軍送りにした19日の阪神戦以来となる初回の一挙5得点。この日は中日・涌井を3回KOに追い込み、新井監督は「初回の先制攻撃がゲームの流れの上で凄く大きかった」と目を細めた。

 左前打の菊池を一塁に置き2番・西川が6号先制2ラン。内角高めシンカーを右翼ポール際へ運び「今日の投手は引っ張りにいったら思うつぼ。なるべく我慢してというか、シンカーがたまたま浮いてきたので反応できた」と白い歯をのぞかせた。

 秋山が間髪入れず右中間三塁打で続き、マクブルームの一ゴロが敵失を誘って3点目を入れると、5番・坂倉がまた涌井に痛烈なパンチを見舞う。甘く入った直球を振り抜き、右中間へ4号2ラン。「打てる球を積極的にいこうと思っていた」と汗を拭った。

 連敗を3で止め、勝率を5割に戻した鮮やかな速攻。連敗中は2得点と打線が湿りがちだっただけにチームは活気づいた。中でも坂倉は今季初の3安打猛打賞。今季は打率・250と本領を発揮しておらず「きっかけにしたい」と意気込む。

 指揮官は「捕手は重労働。負担はあると思うけど、状態は上がってきている。最後(8回の右前打)は真っすぐを自分のポイントで捉えていたので」と、坂倉本来の巧打復活を予告した。

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