ヤクルト 延長で猛虎の圧力に沈み今季2度目7連敗 3年ぶり2か月連続負け越し、近づく最下位の足音…

[ 2023年5月25日 21:45 ]

セ・リーグ   ヤクルト4ー7阪神 ( 2023年5月25日    神宮 )

<ヤ・神>7回、ミエセスに同点ソロを打たれるサイスニード(撮影・沢田 明徳)
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 ヤクルトが猛虎打線の長打力と圧力に屈した。2点を先行しながらも阪神打線にソロ本塁打3発を許して逆転されると、同点後の延長戦で大量点を失った。今季2度目の7連敗で借金は今季最多の8となった。5月は6勝12敗1分となり、2カ月連続の負け越しも決定。2カ月連続の負け越しは、4カ月連続で負け越した2020年8~11月以来、3年ぶりとなった。

 逃げ切ることはできなかった。2回1死満塁から長岡の押し出し死球で先制。さらにサイスニードの内野ゴロの間に、この回2点を先行した。序盤は攻守ともリズムをつかんだが、ジワリジワリと攻めてくる阪神打線の圧力をはね返すことができなかった。

 先発・サイスニードが2-0の4回1死から大山に本塁打を許すと、1-2の7回1死からミエセスに同点ソロを被弾。さらに8回から2番手として登板した清水が無死から近本に一発を浴びて、勝ち越された。

 8回に相手のボークで幸運な形で同点に追いついたが、延長10回に落とし穴が待っていた。4番手・星が2死から安打、四球で一、二塁として降板。後を受けた木沢が猛虎打線の勢いを止めることができず、ノイジーに右前打を許して満塁とし、大山に痛恨の押し出し四球を与えた。さらに続く佐藤輝には左中間への走者一掃二塁打を浴び、勝負は決した。

 ヤクルトは阪神に対し、延長戦に入った試合は5連勝中だったが、それもストップ。さらに神宮で阪神に延長戦で敗れるのは16年7月13日以来7年ぶりとなった。最下位・中日とのゲーム差は2・5。先行しながらも追いつかれ、追いついても突き放される。2年連続セ・リーグ王者に、本来の「強さ」がなかなか戻ってこない。

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