ヤクルト・村神様 “確信見届け”意地の一発! 明日へとつなぐ8号ソロ

[ 2023年5月25日 21:56 ]

セ・リーグ   ヤクルト4ー7阪神 ( 2023年5月25日    神宮 )

<ヤ・神>10回2死、村上は右越えにソロ本塁打を放つ。投手岩貞(撮影・北條 貴史)
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 ヤクルト・村上宗隆内野手(23)が25日、阪神戦(神宮)に「4番・三塁」でスタメン出場。3-7の10回に今季8号本塁打を放った。

 角度、距離ともに十分。打者は打った瞬間、打席付近で打球の行方を見守り、外野手は打球の行方さえ追わなかった。敗色濃厚な4点を追う10回2死、村上がすさまじい集中力で、フルカウントから阪神・岩貞が投じた肩口からのスライダーをとらえた。打球は高い放物線を描き、右翼席上段へ。表情一つ変えずダイヤモンドをめぐり、本塁、そしてベンチへ。状況が状況だけに、喜ぶこともできないが、明日につながる3試合、18打席ぶりの本塁打だった。

 本塁打だけではない。2回、8回の打席で確実に安打を放ち、5月13日中日戦(神宮)以来、今季2度目の3安打をマーク。絶対的な打線の柱が確実に本来の調子を取り戻してきた。

 チームは延長戦で敗れ、今季2度目の7連敗で借金は今季最多の8となった。3年ぶりの2か月連続月間負け越しも決まるなど、浮上の兆しが見えない状況、その中で明日を照らす、主砲の豪快な一打だった。

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