落合博満氏「これが最初で最後」 ダル→大谷“夢の継投”に持論「もう、観られませんよ」

[ 2023年3月23日 21:02 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が23日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル #オレ流トレンド」を更新。第5回WBC決勝の米国戦で実現したダルビッシュ有投手(36=パドレス)から大谷翔平投手(28=エンゼルス)という“夢の継投”について語った。

 決勝では代表最年長のダルビッシュが3―1とリードした8回から登板。テレビ朝日の試合中継では投球練習するダルビッシュ越しにブルペンに向かう大谷が映し出されるとネット騒然。「ダルビッシュと大谷というもの凄い2ショット」「まさかダルビッシュ→大谷翔平という夢の継投リレーが実現するのか?」「ダルと大谷という画力半端ないって」と大反響を呼んだ。

 試合はダルビッシュが1点を失うも、9回を大谷が打者3人で締め試合終了。最後の大谷VSトラウトという同僚対決での決着は、ドラマか映画のワンシーンのようにファンを熱狂させた。

 この2人の“夢の継投”について落合氏は「もう、観られませんよ。これが最初で最後だろうと思う」とキッパリ。「試合の流れからすれば当然の継投なんだろうなと思った。なぜ大谷が最後かっていうとDHでしょ?(試合途中から)投手になってしまうとそのままDHを外れなきゃいけないから、9回を任せたということだと思う。大谷が8回に投げて、もし打席が回ってきたら、再びDHには戻れないということがあるからね(※大谷ルール適用外。投手からのDH出場は先発投手に限る)」と説明した。

 さらに大谷が決勝戦へ向け、エンゼルスのフィル・ネビン監督を自ら説得して登板可能としたことに触れ「当初、大谷はもう投げないっていうような感じだったんだけども、エンゼルスの監督を口説き落として、もう一回投げる了承を得たとかっていう情報を耳にした。それだけ世界一っていうものに関して飢えていたっていうことなんだろうと思う」とWBCに懸ける“熱い想い”を感じとっていた。

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