かつての侍指揮官から祝福の声　ソフトB・王会長「投手よく頑張った」巨人・原監督「国揺れた」

WBC決勝   日本3－2米国 （ 2023年3月21日    マイアミ ）

＜日本・米国＞優勝し、トロフィーを手に歓喜の栗山監督（中央）ら侍ジャパン（撮影・光山　貴大）
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　06年第1回大会優勝監督のソフトバンクの王貞治球団会長が、自宅で勝利の瞬間を見届け「素晴らしかった。強かったですよ。投手たちがよく頑張った」と3大会ぶりの優勝を称えた。MVPに輝いた大谷には「このWBCをよく盛り上げてくれた」と感謝。第1回大会で自身もつけた背番号「89」を背負った栗山監督は「優秀な選手が集まっただけに、使い方は難しかっただろう。でも決断すべきところはして、凄いなと思った」と称賛した。

　09年の第2回大会で世界一に導いた巨人・原監督は「狂喜乱舞、日本という国が揺れたと。私も同じ気持ちで見ることができた。ご苦労さん、という感じですね」と14年ぶりの世界一奪回を祝福した。史上最強と称されたメンバーについて「栗山監督の人柄、そして情熱があのチームをつくり、発祥の地である米国と決勝戦で戦い、勝つことができた。金字塔として意義ある勝利だと思います」と絶賛した。

　09、13年のWBCに出場し、21年東京五輪は監督として金メダルに導いた日本ハム・稲葉篤紀GMが祝福した。「これぞ日本の野球だというものを見せていただいた。“本当にありがとうございました”という気持ち」。自身もプレーした09年大会以来の優勝で「当時はイチロー選手が一つにまとめてくれた」と懐かしみ、「今回はダルビッシュが食事に誘ったり、そうやって引っ張る選手がいた」と語った。