鳥谷敬氏 大谷の最後の1球、曲がり幅43センチのスライダー「打者からしたら、やめてくれって感じ」

[ 2023年3月23日 10:34 ]

鳥谷敬氏
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 元阪神で2000安打を達成した野球解説者の鳥谷敬氏(41)が23日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の決勝戦が21日(日本時間22日)、米マイアミの「ローンデポ・パーク」で行われ、日本が3―2で米国を下し、09年第2回大会以来、3大会ぶりの世界一となったことについて言及した。

 投打がガッチリとかみ合った。2回、先発の今永がターナーに先制弾を許したが、直後に村上が右翼席に今大会1号となる特大の同点弾。なおも1死満塁からヌートバーの内野ゴロの間に勝ち越しに成功した。4回無死からは、岡本が左中間に貴重な追加点となるソロ本塁打を放った。投手陣は先発・今永から小刻みなリレーで米国打線を封じ、3-1の8回から6番手で登板したダルビッシュはシュワバーに本塁打を許したが、リードを保ったまま最終回を大谷に託した。最後は日本が誇る投打二刀流の「世界最高選手」が締めくくった。

 大谷が最後にトラウトを空振り三振に仕留めた140キロのスライダーの曲がり幅は、米スポーツ専門局「ESPN」によると43センチ。現役時代、大谷の160キロの直球を安打している鳥谷氏は「僕が対戦していた時は、ボールが見えている時間が長かったんですけど、今はどんどんテイクバックが小さくなっていて、ボールが見えている時間が少ないってことは、打者がタイミングを取りづらい。タイミング取りづらい中で160キロ超えてきて、43センチ曲がるスライダー。打者からしたら、やめてくれって感じだと思いますけどね」とコメントした。

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2023年3月23日のニュース