日本ハム・今川 OP戦新球場第1号 チームOB活躍のWBCに「日本に生まれて良かった」

[ 2023年3月23日 06:00 ]

オープン戦   日本ハム4―2ソフトバンク ( 2023年3月22日    エスコンフィールド北海道 )

<日・ソ>初回、先制2ランを放つ今川(撮影・高橋 茂夫)
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 日本ハムの今川優馬外野手(26)がオープン戦の「エスコン第1号」を記録した。初回に左越え先制2ラン。新球場「エスコンフィールド北海道」では2日に実施した紅白戦で本塁打が出ていたが、オープン戦では4試合目で初めての本塁打となった。レギュラー獲りに燃える男は、公式戦での「1号」にも意欲を見せた。

 手応え十分の打球を見上げ、叫んだ。自慢のフルスイング。今川が左翼2階席へ特大の一発を叩き込んだ。

 「今年まだ本塁打が出ていなかったのでうれしい。エスコン1号はひそかに狙っていたものではあったので」

 自身のオープン戦1号でもあった。初回無死一塁だ。和田の初球の139キロ直球を強振した。昨季から課題だった直球の対応を磨くため、試合前に相手投手の映像を見てタイミングを取り、振り遅れないようにしてきた。その成果も現れた。

 オープン戦は出場12試合で打率・370で「真っすぐをしっかり捉えられているので、去年の課題をつぶせている実感はある」と手応えを口にする。一方で外野のレギュラー獲りに燃える26歳は「毎日結果を残さないと後がないと自分に言い聞かせている」と、まだまだ貪欲だ。

 試合前にはWBCで侍ジャパンが3大会ぶりの世界一を手にした。自宅を出るぎりぎりの時間までテレビで観戦し「あれを見て燃えないわけがない。ダルビッシュさん、大谷さんだったり。ファイターズのOB選手たちが出ている中で、日本に生まれて良かった」。刺激を力に変えた。

 まだオープン戦での新球場第1号とあって「公式戦で打ちたい」と今川。アピールを続け、正真正銘の1号を打ってみせる。(田中 健人)

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2023年3月23日のニュース