城東 選手12人と女子部員1人一丸で大善戦 新治監督「普段以上の力が出せた。幸せな時間でした」

[ 2023年3月23日 05:20 ]

第95回選抜高校野球大会第5日・2回戦   城東2―5東海大菅生 ( 2023年3月22日    甲子園 )

<東海大菅生・城東>部員12人で、東海大菅生に敗れるも善戦した城東ナイン(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 城東(徳島)は2回までリードするなど昨秋の東京大会覇者・東海大菅生に善戦し、新治良佑監督は「少ないメンバーで最高の舞台、最高の相手に普段以上の力が出せた。幸せな時間でした」と胸を張った。同点の2回1死一、三塁からセーフティースクイズを成功させるなど、持ち味とする小技を使った攻撃を披露。21世紀枠選出校として部員は、ベンチ入りの18人に満たない選手12人、女子部員1人の計13人。強豪校に立ち向かった姿に、指揮官は「子どもたちの人生が大きく変わった日だと思う」と感慨に浸った。

 《初の女子ノッカー》城東の女子マネジャー、永野悠菜さん(3年)が甲子園大会で春夏通じて初めて女子ノッカーを務めた。試合前の内野ノックを見事にこなし、スタンドから拍手を受けた。「みんなが甲子園に連れてきてくれて、ノックができた。夢って諦めなければかなうんですね。負けたけど選手は輝いていた」と笑顔を浮かべた。練習の助けになればと血豆をつくりながら取り組んだノック。「受験勉強も本格化するけど、夏までみんなと駆け抜ける」。13人目の野球部員として心を一つにした。

続きを表示

この記事のフォト

2023年3月23日のニュース