日本ハム・清宮　本塁打OP戦単独トップに再浮上「僕にも3年後チャンスはある」

オープン戦   日本ハム4―2ソフトバンク （ 2023年3月22日    エスコンフィールド北海道 ）

＜日・ソ＞初回、ソロを放つ清宮（撮影・高橋　茂夫）
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　試合前、日本ハム・清宮はうれしさと悔しさが交錯していた。WBC制覇に歓喜する侍ジャパンの選手たちをテレビで見て「さすがだなという感じだった半面、ちょっと悔しいなと。僕にも3年後チャンスはあるので、そういう目で見ていた」。自身を奮い立たせて臨んだ一戦、その1打席目に結果を残した。

　初回に今川がオープン戦の新球場1号となる先制2ラン。その後2死走者なしで迎えた清宮が捉えた打球は、左翼ポール際のブルペンに吸い込まれた。エスコンフィールド初アーチはオープン戦単独トップに再浮上する5号。18日巨人戦に続く逆方向への一発に「今まであっち（左翼）に本塁打はなかったので良くなっていると思う」と手応えを口にした。

　昨季チームトップの18本は全て右方向に引っ張った。体の近くに引き寄せ、自分のポイントで逆方向へはじき返せているのは進化の証明でもある。同学年の村上が一足先に世界舞台で活躍したが、このまま譲るつもりはない。「高みを目指す先に“そこ”があるので。一日一日を大切に過ごしていければ」と決意を口にした。　（清藤　駿太）