ジョージアがウェールズから歴史的金星 終盤スクラムで圧倒 ラグビーオータムネーションズシリーズ

[ 2022年11月20日 00:41 ]

ラグビーオータムネーションズシリーズ   ジョージア13―12ウェールズ ( 2022年11月19日    英カーディフ )

タックルで突進を止めるジョージアの選手(AP)
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 世界ランキング14位のジョージアが、同7位のウェールズを13―12で下し、通算4度目の対戦で初勝利を挙げた。両国は来年のW杯で1次リーグC組に入るライバル。格下のジョージアが金星を挙げ、約10カ月後の本番へ勢いづけた。

 7万人超のウェールズサポーターで埋まったプリンシパリティスタジアムに乗り込んだジョージアは、前半2分にPGで先制点。その後は膠着(こうちゃく)状態が続いたが、同20分にトライを許し逆転されると、さらに1PGを追加されてリードを広げられた。

 しかしアルゼンチンを20―13で破った前週ほどの勢いがないウェールズに対し、試合序盤は劣勢だったスクラムで形勢逆転し、試合の主導権はジョージアに。すると後半19分、敵陣ゴール前スクラムを押し込みアドバンテージを得ると、キックパスをWTBトドゥアに通してトライ。2点差のまま迎えた同38分には、敵陣スクラムで再びペナルティーを獲得し、途中出場のSHマトカバが約45メートルのPGを決めて逆転に成功した。

 歴史的初勝利まで残り2分。最後の反撃に出たウェールズに対し、相手ボールスクラムで再びペナルティーを獲得し、勝負あり。スクラムへのこだわりなら世界一と恐れられるジョージアが、レッドドラゴンズの息の根を止めた。

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2022年11月19日のニュース