川副が今場所初黒星で勝ち越しお預け「立ち合いが定まらなくて迷いが出た」身長差23センチの田邉に屈す

[ 2022年11月19日 15:35 ]

大相撲九州場所7日目 ( 2022年11月19日    福岡国際センター )

<大相撲九州場所>田辺におくりたおしで敗れた川副(撮影・中村 達也)
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  昨年の学生横綱でデビュー2場所目の幕下・川副(23=宮城野部屋)が田邉(28=木瀬部屋)に敗れて今場所の初黒星を喫し、勝ち越しお預けとなった。

 田邉の突っ張りとはたきに体勢を崩しながらも一度は残したが、2度目のはたきで大きく泳いで送り倒された。自身よりも23センチ高い長身の相手に「はたきを意識しすぎて慎重にいきすぎた」と悔やんだ。やりにくさと、勝ち越しが懸かる緊張感も相まって「直前になって、あれ?って。立ち合いが定まらなくて迷いが出ていた」と自分の相撲に集中しきれなかった。

 この日、日大相撲部同期だった同部屋の大谷(22)が序二段で勝ち越しを決めていた。「大谷が日体大の今関選手(東俊隆=玉ノ井部屋)を破って全勝していたので、自分も頑張らないとという気持ちはあった。刺激を受けた反面、自分がこんな相撲を取ってしまったのでダメだったなと思います」。今場所目標に掲げていた全勝の夢が消え、来場所の十両昇進も絶望的。残り3番へ向け「しっかり自分の相撲を最後まで取り切らないと」と前を向いた。

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2022年11月19日のニュース