安治川親方おい・桜庭「一段落した」3勝目にホッ 名古屋商大野球部出身・鳥山との熱戦制す

[ 2022年11月19日 11:38 ]

大相撲九州場所7日目 ( 2022年11月19日    福岡国際センター )

前相撲で3勝目を挙げた伊勢ケ浜部屋の桜庭
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 前相撲の5日目が行われた。今場所出場した10人のうち、モンゴル出身で福岡・希望が丘高卒のビルグーン改め風の湖(19=押尾川部屋)が3連勝で5日目に一番乗りで出世を決めていた。その後、日大中退の琴佐藤(21=佐渡ケ嶽部屋)、埼玉栄高の根岸(18=武隈部屋)、岡野(17=武隈部屋)と続いて3勝。この日は、まだ3勝を挙げていない6人が土俵に上がった。

 安治川親方(元関脇・安美錦)のおいで青森・五所川原農林高3年の桜庭(17=伊勢ケ浜部屋)は、埼玉栄高の鶴(17=藤島部屋)に引き落としで敗れた。その後もう一番相撲を取り、名古屋商大野球部出身の鳥山(19=放駒部屋)を寄り切って3勝目を挙げた。前日に鳥山を上手投げで下しており2度目の対戦。右四つがっぷりに組み合うと体格に勝る鳥山に苦戦したが、左上手を浅くして頭をつけて有利な体勢をつくって寄り切った。「思ったより体は動いている。うまくできたかなと思っています」と熱戦を振り返った。

 初土俵を踏んだ3日目には「力が入らない状態」だったという左膝は「ちょっとは力が入るようになった」という。痛みをこらえながらの前相撲5日間を取り終え「一段落したなという感じ」と安堵(あんど)。序ノ口力士として番付に名前が載る来場所へ向けて「下半身をもっと強くしていきたい」と抱負を述べた。

 再出世の勝桂馬(25=木瀬部屋)を除く9人は、あす8日目の三段目途中に行われる新序出世披露に出席し、化粧まわしを締めて土俵に上がる。

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2022年11月19日のニュース