日本フェンシング協会 会長退任の武井壮「パリまでの大事な2年間…判断は自分でしました」

[ 2022年11月19日 17:43 ]

日本フェンシング協会の会長を任期満了で退任し、報道陣にあいさつする武井壮氏
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 日本フェンシング協会会長を務めるタレントの武井壮(49)が任期満了に伴い、19日付で会長職を退任した。

 昨年6月に08年北京、12年ロンドン五輪銀メダルの太田雄貴氏が任期満了で会長を退任。武井は太田氏の要請を受けて会長に就任した。

 武井壮の一問一答は以下の通り。

 ――任期を終えて。
 「東京五輪、世界選手権…と選手たちが過去最高の成績をたたき出してくれたので、それが凄く支えになった。普段から頑張ってトレーニングしてくれて技術磨いてくれて、コーチ陣もウクライナ人のコーチが多く、大変な時期に我々の国の選手を支えてくれた。誇らしい気持ちだし、それがあったからこそ、いろいろなことも乗り切れた。選手たちには感謝しかない」

 ――在任期間は長く感じたか?
 「長くもなく、短くもなく“しっかり1年半”だった。協会の業務も、思い通りと言えることだけではないけど、向き合って課題を、問題点を潰したりだとか、今までなかったものをフェンシング界に1つ、2つ残せたという、うれしい思いもあった。選手を支える土台になりフェンシングパークであったりとかとか、いろいろな良い取り組みもスタートさせることができたので、それも次の世代に引き継ぎつつ、進めていっていただきたい。きっちり1年半でしたね」

 ――退任理由について。
 「自分が続けたいから続けるという種類のものではない。1期やらせていただいて、フェンシングに対してプラスに働かせられる自分の力もあると感じられたし、だけど、一方で僕がいることのマイナスも考えて、この先を、パリまでの大事な2年間を自分がやるべきなのか、次の体制に任せるべきかの判断は自分でしました。決してネガティブな理由での退任ではない。まずは2回の日本選手権という仕事を完遂すること、選手たちのセカンドキャリアにむけて豊かな人生形成できる場所をつくっていくのが大きな目標だった。そして選手の活躍を世の中に広く知ってもらう、そこを何とか頑張ろうと1年半やってきたので、それはしっかり全うできたのではと思っています」

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2022年11月19日のニュース