リザーブから初キャップ狙うSO中尾隼太「プレッシャーが大きければ大きいほど幸せ」前日練習で最終調整

[ 2022年11月19日 21:55 ]

前日練習で鋭くパスを送る中尾
Photo By スポニチ

 ラグビー日本代表は20日に「リポビタンDツアー2022」最終戦となるフランス戦(仏トゥールーズ)に臨む。19日には会場で前日練習を行い、冒頭15分を報道陣に公開。リザーブから初キャップを狙うSO中尾隼太(27=BL東京)は鋭いパスを何度も入念に確認した。

 今年最後のテストマッチでチャンスが巡ってきた。中尾は今夏の合宿から代表活動に参加してきたが、6月のウルグアイ2連戦、7月のフランス2連戦、10月のニュージーランド戦、今月12日のイングランド戦は登録メンバー外。この日は練習後の取材に応じ、初キャップ獲得の機会に「コンディションは良好で、明日の試合を楽しみにしている」と声を弾ませた。

 ノンメンバーの期間が長くても、気持ちが腐ることは一切なかった。「常に自分の中に課題はたくさんあるので、その課題を克服するために練習してきた。自分の考え方次第で、ポジティブにやっていける。もっと良くなりたいという気持ちを毎日持ち続けて頑張ってきた」と中尾。今回のメンバー入りが決まり、これまでともにノンメンバーだった選手たちからは「頑張ってこい!」と背中を押されたという。

 世界ランキング10位の日本に対し、フランスは同2位の強豪。通算対戦成績も日本の1分け11敗と白星がない。敵地ということもあり、相手からの圧力は避けられないが、「プレッシャーが大きければ大きいほど、ラグビー選手として幸せなこと。チームを勝利に導くために、どうしていきたいかっていうのを考えていく」と冷静な中尾。初キャップを金星で飾る。

続きを表示

2022年11月19日のニュース