バックスのG・アデトクンボが試合後にトラブル コート上の「はしご」をめぐってスタッフと衝突!

[ 2022年11月19日 15:48 ]

試合後にアリーナ・スタッフと衝突したバックスのG・アデトクンボ(AP)
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 2018年と19年シーズンに2年連続でNBAのMVPとなっているバックスのヤニス・アデトクンボ(27)が18日、敵地フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で行われた76ers戦の試合後、会場となったウェルズ・ファーゴ・センターの設営担当スタッフとコート上で“衝突”した。

 バックスは102―110で地元の76ersに敗戦。アデトクンボは25得点を挙げたものの、フリースロー(FT)を15本中11本失敗しており、試合後にFTの練習をしようとしたものの、設営担当のスタッフがリングの前に高さ3・6メートルのはしご(脚立)を置いたために怒り始めた。

 はしごはリング上部に装着しているカメラの撤去などに用いるもので、スタッフは試合後のルーティンとして通常通りの“業務”をこなしていたが、FTでチームの敗因を作ってしまったアデトクンボにとってはそのミスを修正するための居残り特訓。それを邪魔されたために自分ではしごを横に移動させた。

 しかしスタッフが再び元の位置にずらしたためにアデトクンボは声を荒げて立腹。力をこめて押しのけたために、はしごはコート上で倒れてしまった。

 この時、まだコートに残っていた76ersのモントレズ・ハレル(28)はアデトクンボに近づいてスタッフに対する態度ではないと非難。試合は終わっていたにもかかわらず、コートは緊迫した雰囲気に包まれた。ハレルはチームスタッフに制止されてロッカールームにUターン。アリーナにはまだ若干のファンも残っており、後味の悪い“幕切れ”となってしまった。

 なおアデトクンボの今季のFT成功率は58・7%。これはNBA10シーズン目で自己ワーストとなっている。

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2022年11月19日のニュース