ポルトガルが4大会ぶり2度目の本戦出場決定 ラグビーW杯最終予選

[ 2022年11月19日 04:21 ]

ラグビー23年W杯フランス大会最終予選最終節 ( 2022年11月18日    ドバイ )

 残り1枠を懸けた2勝同士の対戦は、世界ランキング18位のポルトガルが同19位の米国と16―16で引き分けた。この結果、両国ともに2勝1分け、総勝ち点12で最終予選を終えたが、得失点の差でポルトガルが1位となり、07年大会以来4大会ぶり2度目のW杯本戦出場を決めた。

 試合は3点を先取されたポルトガルが前半8分、WTBストルティのトライで逆転。前半を10―9とリードして後半へ入ると、同10分にはSHマルケスのPGで3点を追加したが、10分後にトライを許して逆転された上に、シンビンで1人少ない苦しい状況に追い込まれた。

 それでも10分間を無失点で切り抜けると、3点差で迎えた後半37分、自陣ゴール前のスクラムでペナルティーを獲得して反撃開始。敵陣へ攻め込むと、終了間際にゴールラインまで約30メートルの位置でペナルティーを獲得。この日は2度、ショットを外していたマルケスが最後は落ち着いて決め、フィフティーンは喜びを爆発させた。

 ポルトガルは昨年11月には日本代表と対戦し、25―38と終盤まで相手を苦しめた。W杯本戦では1次リーグC組に入り、ウェールズ、オーストラリア、フィジー、ジョージアと対戦することが決まっている。

 一方、米国がW杯本戦の出場を逃すのは、95年の第3回大会以来、7大会ぶり2度目。31年大会のホスト国に決まっているスポーツ大国にとって、屈辱の結果となった。23年大会はカナダも出場を逃しており、W杯史上初めて北米2カ国不在の大会となることが決まった。

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2022年11月19日のニュース