5位の渡辺倫果「意地で」3回転半着氷「飛躍の年になった」SP9位から巻き返した

[ 2022年11月19日 16:25 ]

フィギュアスケートGPシリーズ第5戦NHK杯最終日 ( 2022年11月19日    札幌市・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ )

<NHK杯女子フリー>果敢にトリプルアクセルに挑む渡辺倫果(撮影・長久保 豊)
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 女子でSP9位の渡辺倫果(法大)はフリー3位の129・71点、合計188・07点で5位まで順位を上げた。

 人気テレビドラマ「JIN」の世界観を演じ、冒頭の3回転半はオーバーターンながら「意地で」着氷。前日にミスの出た3回転ループを2本決めたが、終盤の3回転ルッツの回転が抜けるなど「良かったところは良く、悪かったところは悪かった」と振り返った。

 SP9位で「どうしたらいいのか分からない」と沈んでいた昨夜、男子の宇野昌磨(トヨタ自動車)にステファン・ランビエル・コーチがかけた言葉についての記事を見た。「1つ1つをやった先に完璧があると。これだなと思って、それを意識した」と振り返った。

 第2戦スートカナダでGP初出場優勝を飾るなど2戦を経て「良い経験ができた」と収穫を強調。「飛躍の年になったんじゃないかな。なんかシーズン終わりそうな言葉になってますけど」と笑い「全日本に向けて頑張ります」と切り替えた。

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