稲垣啓太「自分たちで首を絞めた」スクラムでも劣勢変えられず ラグビー日本代表VSイングランド

[ 2022年11月13日 06:00 ]

ラグビーリポビタンDツアー2022   日本13―52イングランド ( 2022年11月12日    英トゥイッケナム )

突進する相手にタックルする稲垣(手前左)と具(同右)(AP)
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 世界ランキング10位の日本は、同5位のイングランドに13―52で敗れた。通算の対戦成績は日本の10戦全敗。来年のW杯フランス大会では同じ1次リーグD組に入っており、10カ月後の対戦に向けても不安を残した。

 スクラムでは前半9分の1本目から3本連続でペナルティーを取られる屈辱。31―38と善戦した10月29日のニュージーランド戦ではほぼ互角だったが、パワーと駆け引きで一枚上手の相手に右プロップの具智元(神戸)が落とされるなど、劣勢を強いられた。

 1番(左プロップ)で先発した稲垣啓太(埼玉)は「押されたというよりは、落ちてしまった。(レフェリーは)われわれが崩しているように見えたんでしょうね。そういう印象を与えないように対応する必要があった」と振り返った。後半は持ち直し、逆にペナルティーを奪う場面もあったが、試合の流れを変えることはできなかった。

 ペナルティーの数もイングランドの6回に対して、日本は10回を重ねた。ハンドリングミスも多く、完敗と言える内容に、稲垣は「ミスと反則が多い試合だった。自分たちで首を絞めた試合だった」と厳しい表情で振り返った。

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2022年11月13日のニュース