早田ひな「経験の差」14歳張本美撃破で4強 佳純はまさかの2回戦敗退で代表ピンチ

[ 2022年11月13日 04:40 ]

<卓球パリ五輪代表選考会>女子準々決勝、フォアハンドを放つ早田(撮影・木村 揚輔)
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 卓球の全農カップ・トップ32船橋大会第1日は12日、船橋市総合体育館で、24年パリ五輪シングルス代表の選考対象大会として開催され、女子は早田ひな(22=日本生命)、平野美宇(22=木下グループ)らが4強入りした。1カ月ぶりの復帰戦に臨んだ早田は準々決勝で張本美和(14=木下アカデミー)を4―2で退け、平野は伊藤美誠(22=スターツ)との“みうみま対決”に4―0で快勝した。男子は張本智和(19=IMG)らが13日の準決勝に進んだ。

 団体銀メダルを獲得した中国での世界選手権で左腕を痛めた早田は1、2回戦を連続ストレート勝ちすると、張本美との準々決勝は3―0から追い上げを許したものの、「緻密なコース取りや回転量など経験の差」で14歳の新鋭を振り切った。

 「ここに立てたことが奇跡。感謝したい」。帰国後2週間はラケットを握れず、体力的には厳しい状態。準決勝以降については「体と相談して考えたい」と当日の状態で判断するとした。

 東京五輪団体銀メダルの石川佳純(全農)は2回戦敗退。森さくら(日本生命)に2―4で敗れると肩を落とし、頭を抱えた。「最後まで自分の得点パターンが見つけられなかった」。

 来年の世界選手権(南アフリカ)出場枠はシングルス5人。選考ポイントで4番手につけていたが、木原美悠(エリートアカデミー)らが今大会の4強入りで大きく加算したため、石川の代表入りは厳しい状況となった。

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