東福岡が12年連続14度目の春高切符 2大会ぶり日本一へ「頑張りたい」 

[ 2022年11月13日 06:00 ]

第75回全日本バレーボール高校選手権(春高バレー)福岡大会   東福岡3─0九州産 ( 2022年11月12日    福岡市総合体育館 )

優勝した東福岡の選手たち
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 男子決勝は東福岡が九州産に3―0でストレート勝ち。12年連続14度目の優勝を決めた。女子決勝は福岡工大城東が福岡女学院に3―1で勝利し、4年ぶり2度目の優勝を飾った。両校は来年1月4日に開幕する「全日本バレーボール選手権(春高バレー)」に出場する。

 試合時間は59分。8月の全国高校総体で準優勝した東福岡が力の違いを見せつけて12連覇を達成した。藤元聡一監督は「いいところも課題もあったので、改善したい」と引き締まった表情で話した。

 第1セット、連続得点を許さない堅い守備から攻撃につなげて25―10と圧倒した。第2セット以降も相手を寄せ付けなかった。中でも躍動したのは1メートル99のサウスポー、川野史童(3年)。1年時の春高バレーに唯一スタメンで出場し、優勝に貢献。最上級生となりエースとして臨んだ福岡の決勝でチーム最多の11得点。ブロックでも6点をもぎ取った。「自分の身長を生かしたブロックだったり、プレーができました」と話した。今夏の高校総体後はチームとしてブロックの連携を確認しながら調整してきた成果も発揮した。

 前回の春高バレーは準々決勝で日本航空に1―2で競り負けた。2大会ぶりの頂点へ。川野は詰めかけた観客の前で「最後に日本一を獲れるように頑張りたい」と誓った。(杉浦 友樹)

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2022年11月13日のニュース