【卓球・全農CUP】張本智和が「トップ32」2度目優勝!田中佑汰を圧倒、パリ五輪代表へポイント伸ばす

[ 2022年11月13日 18:29 ]

<卓球パリ五輪代表選考会>男子決勝、得点し雄叫びを上げる張本(撮影・木村 揚輔)
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 卓球の全農カップ・トップ32船橋大会最終日は13日、千葉県船橋市の船橋アリーナで行われ、男子は世界ランキング4位の張本智和(19=IMG)が決勝で田中佑汰(21=愛知工大)を4―0で下して優勝した。

 篠塚大登(18=愛知工大)との準決勝はフルセットにもつれる大激闘。第1ゲームを9―11で落とした張本はその後、3ゲームを連取したものの、2連続で篠塚にゲームを奪われて追いつかれると、最終第7ゲームも大接戦。何とか13―11で振り切り、その勢いで田中を4―0と圧倒。決勝も制した。パリ五輪シングルス代表の選考対象となるトップ32では3月のライオン・カップに続く優勝で獲得ポイントを176点に伸ばした。

 先月の世界選手権団体戦で日本のエースとして銅メダル獲得に貢献。準決勝で中国に敗れたが、張本一人で2勝を挙げる大車輪の活躍。その後のWTTカップ・ファイナルでも準優勝するなど国際大会で実力を証明。国内では追われる立場、常に挑戦される立場で精神的な重圧も大きい中できっちり結果を残した。

 ◇張本 智和(はりもと・ともかず)2003年(平15)6月27日生まれ、仙台市出身の19歳。18年全日本選手権男子シングルスで史上初の中学生優勝、同年のITTFワールドツアーグランドファイナルで史上最年少優勝を果たす。21年東京五輪では男子団体銅メダル獲得に貢献した。身長1メートル78の右シェークハンド。

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