織田信成「楽しかった」 9年ぶり競技会で3回転半成功

[ 2022年11月13日 04:40 ]

9年ぶりに現役復帰を果たした織田信成(撮影・北條 貴史)
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 フィギュアスケート男子で10年バンクーバー五輪7位の織田信成(35=大阪スケート倶楽部)が12日、現役復帰を果たした。大阪市の丸善インテック大阪プールアイススケート場で行われた大阪府の国体派遣選手選考会に出場し、2選手によるフリーのみの成年男子で146.05点をマークして優勝。競技会出場は13年12月22日の全日本選手権の男子フリー以来、3247日ぶりとなった。

 「凄く楽しかった。挑戦できて良かった」。映画「もののけ姫」の曲に乗って演技を披露。冒頭の4回転トーループで転倒したが、トリプルアクセル(3回転半)を含めた連続ジャンプは2度成功させた。復帰を決断してから今大会までの約2カ月間、練習を重ねるとともに体重を4キロ落とし、その成果を氷上で発揮した。

 国体代表2人は今大会のほかに西日本選手権などの結果も踏まえ、12月の大阪府連盟の理事会で最終的に決まる。織田は現在、4回転ループの習得にも励んでおり「(国体以降に)もっと挑戦したいとなって、その環境があるなら挑戦したい」と競技続行の可能性も示した。

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2022年11月13日のニュース