【卓球・全農カップ】吉村真晴が5位&世界選手権代表圏死守「若手の壁になる」

[ 2022年11月13日 17:39 ]

吉村真晴
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 卓球の全農カップ・トップ32船橋大会最終日は13日、千葉県船橋市の船橋アリーナで行われ、男子5位決定戦では16年リオデジャネイロ五輪団体銀メンバーの吉村真晴(29)が、今年の全日本選手権を制した戸上隼輔(21=明大)に4―2で勝利した。

 前日の準々決勝では篠塚大登(18=愛知工大)に3―4で惜敗。世界ランキング4位の張本智和(19=IMG)への挑戦はできなかったが、この日の順位決定戦で2勝して5位を死守。代表選考ポイント30点を加え、来年の世界選手権代表圏内に踏みとどまった。

 先月の世界選手権団体戦にも出場した戸上を撃破した吉村真は開口一番「疲れました」とぽつり。大会を振り返り「気持ちの面で入り切れず、正直、精神的な迷いがあった。気持ちのつくり方を間違えた」と反省した。

 大会前にはリオ五輪でチームメートだった丹羽孝希(28=スヴェンソン)が国際大会からの引退を表明。吉村は「お互いにパリ五輪を目指そうと話していなので寂しい。この世代が僕だけになっちゃった。自分がゾンビみたいに残っている」と自ちょうしながら、「彼の功績は刺激になったし、孝希の姿勢に学ぶものがあった。思いを引き継いで若手の壁になりたい」と決意を述べた。

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2022年11月13日のニュース